第42回エリザベス女王杯(G1)、通称エリ女。古馬混合牝馬最強決定戦な訳ですが、今年もG1馬が多数参加して見ごたえのあるレースとなりました。
三歳で古馬に挑む、今年の秋華賞馬のディアドラ。モズカッチャンと同じくハービンジャー産駒。
リスグラシューやモズカッチャンも牝馬クラシックでは、善戦はしているがG1タイトルにはあと一歩というところでしたので、期待してみていました。
一番人気は、昨年の秋華賞とドバイターフの勝ち馬であるヴィブロス。叩き二走目で鞍上ルメールとくれば人気は当然。ちょっとカリカリしてたのが気になりましたけどね。
同じく秋華賞勝ち馬ミッキークイーンや、昨年のエリ女勝ち馬のクイーンズリングといったG1馬がスタンバイ。
予想してみている側にとっては、混戦模様で馬券購入をためらうような面子ですが、僕はもともと馬券は買わない(結婚を機に辞めた)ファンなので、見ている分にはとてもワクワクするレースでした。
そしてこの混戦を制したのが、三歳のモズカッチャン。うまいことペースに惑わされない4,5番手で、経済コースの内内をリズム良く走らせていたデムーロはさすが。
クロコスミアが番手から抜け出したときには、和田ジョッキーはしてやったりでしたでしょうが、まさか降ろされたモズカッチャンが突っ込んでくるとは。好騎乗だっただけに和田さんはちょっとかわいそうでしたが、レース後にデムーロに声をかけているのが印象的でした。でもオペラオー以降G1勝ってないので、そろそろ・・・。頑張って!
大外凄い脚で飛んできて3着のミッキークイーン。相変わらず堅実な末脚ですが、ちょっと後ろすぎかつ外回しすぎな印象。それでも1着から5着まではこの馬以外、先行勢なので、レース自体前有利の展開の中で、後方から3着にきたのは凄いですが。
これで2017年、3歳上牝馬限定G1は終了ですが、今年は三歳クラシックを含めすべての勝ち馬が違いました。
- 2017年牝馬限定G1勝ち馬(三歳上)
- ヴィクトリアマイル アドマイヤリード
- 桜花賞 レーヌミノル
- 優駿牝馬(オークス) ソウルスターリング
- 秋華賞 ディアドラ
- エリザベス女王杯 モズカッチャン
上記の結果だけみていると混沌としていますが、来年休養明けに古馬となってモズカッチャンやディアドラなどがどれだけ走れるかが、とても楽しみです。
暮れには2歳牝馬の阪神JFから新たな牝馬スターが誕生して、来年のクラシックを沸かせる馬がでるのか期待しています。
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