先週の菊花賞に続き、雨の不良馬場の中で行われた第156回天皇賞(秋)。
今年で引退ということを発表したキタサンブラックが一番人気。ただ前走の宝塚記念(G1)の敗戦が嫌われたのか、不良の馬場のせいなのか、最終オッズ3.1倍と抜けた人気にはなりませんでした。
その不良馬場でも結果を出しているサトノクラウンが2番人気。前走宝塚記念(G1)ではキタサンブラックを負かしてのグランプリホースに。
同じG1馬として同じ牡5歳同士。1,2番人気できっちりワンツーフィニッシュになっりましたが、この2頭は他の馬とは力が違った感じでしたね。
キタサンブラックはゲートがよくなく、後方からの競馬。ライバルのサトノクラウンは中団前目で理想的。
それでも平成の盾男、武豊ジョッキー。あわてることなく徐々に上げて行き、直線では2番手からいつもの抜け出し。
ちょっと早めだったのか、後ろのクラウンのほうが脚色は良いように感じましたが、並ばれそうになるともう一伸びする勝負根性。いつもどおりの強いキタサンブラック。さすが年度代表馬です。
この天皇賞(秋)優勝で史上9頭目となるGI6勝となり、天皇賞は3勝目となりました。残り2戦、ジャパンカップと有馬記念。
特に去年敗れた有馬記念にはサトノダイヤモンドが参戦する可能性もあり、引退レースとしては非常に面白くなりそうです。そのために次戦のジャパンカップも同様のパフォーマンスに期待したいです。
しかも、もう1勝すれば顕彰馬も間違いなし。今でも実績では文句ないように感じますが、ロードカナロアやモーリスもGI6勝ですが顕彰馬ではないので、それらを越えることで確実に顕彰馬になれる・・・はず。
しかしこの顕彰馬選考方法、プロ野球の沢村賞と同じように、選定条件はあるものの、それらをクリアしていても選考委員の投票数で決まるという、ファンなどまったく無視したものとなっているので、誰もが納得できるように変更すればいいのに、とは思います。特にJRA顕彰馬の票なんて、訳のわからん馬に投票している奴がいるくらいですからね。
ともあれ、国内残り2戦なので悔いなく引退して欲しいと思います。できれば有馬でサブちゃんの祭りが聴きたいですがね。
コメント