バートルやサンエスなど作業服メーカーの2020年最新モデルの空調ウェアがぞくぞく発表されています。空調ウェアでは小型バッテリーを使用し、そのバッテリー性能も毎年上がっており、より高機能となっております。
もう建築関係に携わる人以外にもリチウムイオンバッテリーは必需品ですよね。ちなみに空調服という名称については、以下のリンクから参考にして下さい。
ですから今年の各社空調服や空調ウェアの最新モデルであるバッテリーをチェックしてみましょう。
バートル(BURTLE)のエアークラフト
お洒落な作業服の代名詞的なバートル。その空調ウェアブランドのエアークラフト(air craft)ですが、最新版ではなんと驚愕の12Vバッテリーとパワーアップ。
それでは昨年との違いをみてみましょう。上記が2020年最新版です。
air craft | 容量 | 重量 | 外寸 | 充電時間 | 稼働時間 | 防水性能 | 製造 |
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AC230 [2020年版] | 15,900mAh | 約300g | H:111mm W:73mm D:23mm | 約7時間 | 12V:1時間+10V(約5時間) 10V:約7時 8V:約13時間 6V:約25時間 | △ (簡易防水) | 中国 |
AC210 [2019年版] | 15,900mAh | 約300g | H:111mm W:73mm D:23mm | 約7時間 | 10V:1時間+9V(約5時間) 9V:約7時 7V:約11時間 5V:約30時間 | △ (簡易防水) | 中国 |
スペックだけ見ると大きさや重さほとんど変化はありませんが、より風力がパワーアップしているということは、昨年よりより涼しくなるということですから、作業者にはありがたい。
バッテリーも京セラが設計しているらしく安心できますが、懸念は中国製ということで、この新型コロナの影響で入荷も遅れそうな懸念はありますので、購入はお早めに。
サンエスの空調風神服
僕もMade in Japanということで昨年購入しましたが、2020年最新モデルで一番よくなったのは空調風神服バッテリーだと思います。
Bluetooth対応したことで、スマートフォンのアプリ(別途アプリのダウンロードが必要)で操作可能となった点は非常に使い勝手がよいと思います。実際昨年度モデルを使っていましたが、ボタンが押しにくいと感じたことがあり、いちいち出して操作することがありました。これがスマホで解消されるのですか操作性は非常に高いと思います。
空調風神服 | 容量 | 重量 | 外寸 | 充電時間 | 稼働時間 | 防水性能 | 製造 |
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RD9090J [2020年版] | 4セル | 約290g | H:102mm W:72mm D:27mm | 約5時間 | 12V:約4時間 9V:約8時 6V:約20時間 5V(USB):不明 | △ (簡易防水) | 国産 |
RD9890J [2019年版] | 5,800mAh | 約280g | H:102mm W:72mm D:27mm | 約6時間 | 7V:約8時間 6V:約11時 5V:約16時間 3V:40時間 | △ (簡易防水) | 国産 |
4セルハイパワーになったということで、一気に12Vハイパワーかつ、満充電時間も短縮と素晴らしい進歩です。簡易防水かつ国産なので、個人的に購入をおすすめするのはサンエスの空調風神服です。
セフト研究所の空調服
空調服を商標登録している元祖ですが、ジーベックなどのOEMでしっかり老舗を抑えており、それゆえか使用者は年配の方が多いような気がします。
現時点で調べてみても昨年のバッテリーしかでておりませんので、今年バージョンアップはないようです。特筆すべきは完全防水といったところでしょうか。
空調服 | 容量 | 重量 | 外寸 | 充電時間 | 稼働時間 | 防水性能 | 製造 |
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LI-ULTRA1 | 6,500mAh | 約254g | H:102mm W:72mm D:27mm | 約8時間 | 7.2V:約8時間 6V:約12時 5V:約18時間 3.3V:24時間以上 | ○ (IPX5 完全防水) | 中国 |
ワークマンのウィンドコア(Wnd Core)
飛ぶ鳥を落とすどころか駆逐した感まであるワークマンですが、参入したての空調服市場では他メーカーを追いかける立場。それでも一般ユーザーへの認知度の違いから一気にシェアを広げそうな勢いはすごいところ。
さて肝心の空調ウェアバッテリーについてですが、今年はカタログを見る限りバッテリー・ファンと空調ウェアは別売りだそうです。そしてバッテリーについてもスペックがだいぶ上がっております。
Wind Core | 容量 | 重量 | 外寸 | 充電時間 | 稼働時間 | 防水性能 | 製造 |
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WZ3100 [2020年版] | 不明 | 約260g | 不明 | 約5時間 | 10V:約5時 8V:約9時間 7V:約11時間 5V:24時間以上 | 不明 | 不明 |
WZ3000 [2019年版] | 6,700mAh | 不明 | 不明 | 約5時間 | 8V :8時間以上 7V:約11時間 6V:約16時間 5V:24時間以上 | × (防水性能なし) | 中国 |
8Vが最大10Vとなり、パワーアップ。バッテリー単体で税込み7,980円と他のメーカーに比べて安さが特徴です。
2020年春夏空調バッテリーはどこのメーカーがよいのか
前年ではワークマン以外をおすすめしておりましたが、2020年は前年と変化のないセフト研究所の空調服バッテリーLI-ULTRA1以外から選んでみるのがよいかと思います。
- 容量大きいのは
- AC230(バートル)>RD9090J(サンエス)>WZ3100(ワークマン)
- 軽いのは
- WZ3100(ワークマン)>RD9090J(サンエス)>AC230(バートル)
- 価格が安いのは
- WZ3100(ワークマン)>RD9090J(サンエス)>AC230(バートル)
相変わらずハイパワーのバートル、使い勝手にこだわりいかにもバランスのとれた国産(made in japan)のサンエス、コストパフォーマンスに優れるワークマンと、それぞれに特徴があり面白いですね。
個人的見解ですが、毎年ニューモデルを購入するとなると結構金額がかかるものになりますので、シーズンものとわりきるのであれば、ワークマンでもよいとおもいますが、翌年も使い続けるのであれば、2020年はサンエスの空調風神服バッテリーRD9090Jがおすすめ。パワーも上がり風力アップし、スマホで操作が可能かつ、安心安全国産バッテリー。今年はこれがおすすめです。
まとめ
マキタもそうですが、ここ数年で建築系とリチウムイオンバッテリーは切っても切れない関係(僕は植木屋ですが)となってきました。この流れは作業ウェアにも及び、今ではあたりまえのようにファン付空調服を現場作業者や職人は使用しています。
去年より今年、そして来年はまた進化した空調服が登場すると思いますが、まだ購入していない方や買い替えの方はこの記事を参考にしていただければと思います。
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