桜花賞はレーヌミノル、優駿牝馬(オークス)はソウルスターリング、そして牝馬クラシック最終レースである第22回秋華賞(G1)が、雨の京都競馬場で行われました。
ソウルスターリングは毎日王冠(G2)から天皇賞秋と秋華賞パス組。いかにも藤沢厩舎って感じですね。
また桜花賞馬レーヌミノルは、その後の成績や血統から、短からマイルまでって感じの馬なので、勝つのは難しい感じでした。
そんな混戦模様の秋華賞でしたが、勝ったのはオークス4着、ハービンジャー産駒ディアドラでした。
HTB賞では古馬を蹴散らし、紫苑S(G3)では大外から鼻差で指しきり勝ち。13戦して6戦が上がり最速(4戦が2番)という堅実な末脚、かつ京都4戦(1,1,2)と得意なコース。
勝つ要素は揃っていたように思えましたが、馬体重がまたも+12。重いのか成長分なのかってところでしたが、蓋を開ければ上がり最速で差しきり勝ち。
この秋華賞の勝利で、ハービンジャー産駒として初G1制覇。同産駒のモズカッチャンも、先行から直線粘って3着。今年はハービンジャーの当たり年ですね。
そして2017年の牝馬三冠を振り返ると、ディープ産駒が連に絡んでいないのが特徴。
レース/着 | 1着 | 2着 | 3着 |
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桜花賞 | ダイワメジャー (レーヌミノル) | ハーツクライ (リスグラシュー) | フランケル (ソウルスターリング) |
オークス | フランケル (ソウルスターリング) | ハービンジャー (モズカッチャン) | ハーツクライ (アドマイヤミヤビ) |
秋華賞 | ハービンジャー (ディアドラ) | ハーツクライ (リスグラシュー) | ハービンジャー (モズカッチャン) |
ディープインパクト産駒として、今年の三歳牝馬で注目していたファンディーナさん。気配は良かったように感じましたが、散々な結果になりました。
このまま終ってしまうのか、皐月賞に挑戦したような勢いを取り戻せるか、今後が気になる一頭です。
新種牡馬フランケルやハービンジャーが台頭、ロードカナロアも順調に勝ち上がって、ディープ系一辺倒だったトレンドも、今後は変わっていくような感じがした2017年秋華賞結果でした。
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