季節も秋になり、競馬もG1後半戦がスタート。その初戦は1200mの短距離レースのスプリンターズステークスです。
秋は運動会シーズンで、徒競走が親が我が子を熱狂的に応援する人気の競技ですが、サラブレットの運動会であるG1でも馬の徒競走といえる短距離から開幕するのです。
前置きが長くなりましたが、2017年第51回スプリンターズSのレースを振り返ります。
今年も混戦模様
数年前にはロードカナロアというスプリントの王者が君臨しており、予想も非常に楽でしたが、引退後は混戦模様が続いています。
去年の覇者レッドファルクスは休養明けで、安田記念から直行というローテ。
ただ実績上位で1番人気は当然で、休み明けだけが気になりましたが、馬体重の増減なしでパドックを見る限りよい感じでしたね。
2番人気のメラグラーナは、セントウルS(G2)4着から。こちらは-10キロと少し減りすぎな印象でした。
単勝1桁は、3番人気セイウンコウセイまで。実力馬レッツゴードンキも前走負けすぎで人気を落として5番人気。
どの馬にもチャンスがありそうな荒れる気配のするレースな感じでしたが結果は意外なものでした。
レッドファルクスが3頭目の連覇達成
レース結果は1番人気のレッドファルクスが史上3頭目の同レース連覇を達成。中団から直線、短距離では絶望的な位置でしたが豪脚を繰り出し、馬場の真ん中を豪快に突き抜け優勝。
レッドファルクスより前で、常にインの経済コースを走り、直線でも内を突いて抜け出したレッツゴードンキ。
逃げ粘っていたワンスインナムーンを交わしたときには「勝った」と思ったでしょうが、まさかあんな脚で外から飛んでくるとは。
結果、優勝 レッドファルクス・2着 レッツゴードンキ・3着 ワンスインナムーンとなりました。
サクラバクシンオー、ロードカナロアに続き、スプリンターズS連覇。今回の追い込みで思い出した、あの鬼脚のデュランダルも連覇できなかったので、記録としてはすごいものだと思います。
2017 スプリンターズステークスまとめ
今回の勝利で、現役最強短距離馬の称号を手に入れたレッドファルクスですが、真価が問われるのは次走。
香港は昨年惨敗(12着)したので、国内専念が有力といわれています。
国内外問わず勝ちまくっていたロードカナロアの次のスプリンターズS連覇馬として、短距離競馬を盛り上げていって欲しいと思います。
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