ジャパンカップ前日に行われるジャパンカップダート(JCダート)。いつの間にやら名称がチャンピョンズCと変更され、はや4回目。
JCダート時代には、クロフネの異次元ともいえる衝撃のレースが非常に印象的で、この馬ならダートの本場アメリカでもG1勝てる!と思ったものでした。
近年のダート界にはそんな化け物じみた馬はみあたらず、寂しい印象です。
そんな年内最後の中央競馬最後のダートG1のチャンピョンズカップを制したのは、今年のフェブラリーSの覇者ゴールドドリーム。
フェブラリーS勝ちからはイマイチの成績でしたが、中央に限れば2017年は2戦2勝。しかもまたジョッキーはまたも外国人のムーアさん。
内容的には、先行していつもの競馬をしていたテイエムジンソクが抜け出して勝ちパターンでしたが、直線で後方から外に持ち出して、35.2の脚で突っ込んできたゴールドドリームが優勝。
今回もそうですが、いつも外国人ジョッキーが勝つG1を見て感じるのが、馬の力を最大限に引き出す能力に長けているように感じます。
先に触れたクロフネのレースをみていると、騎手の能力というよりかは馬の力が勝っていた感がありましたが、同じようにJCダートを買ったイーグルカフェという馬(このときの騎乗は世界トップクラスのジョッキーであるデットーリ)は騎手の能力で、馬が導かれた気がします。
今年のチャンピオンズCのムーアの騎乗を見て思ったのが、かなり腰が高いんです。他の騎手と比べても膝がほとんど曲がっておらず、最後の直線まで、ほぼ立ちっぱなしのような騎乗スタイル。
そのことが何に影響する・したのかはわかりませんが、一人だけ頭の位置が違うんで、素人の目から見ても「勝った騎乗」が異なっていたのは明らか。
2着のテイエムジンソクも行きたがっていたのを、抑える騎乗でしたので、気持ちよく馬を走らせていたら結果は違っていたのかもしれないな~と感じたレースでした。
外国人ジョッキーの腕前もさることながら、勝ったゴールドドリームの母父はフレンチデピュティ(クロフネの父)で、2着のテイエムジンソクはクロフネ産駒。
思い入れのある馬のレースで、その血を感じさせるサラブレットたちが走っているのは、感慨深いものです。最近おっさんになってセンチメンタルになってきた庭いじりでした。
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