春のG1初戦は春の短距離王を決める高松宮記念。
シルクロードS勝ちのダンスディレクター、前年度の覇者ビッグアーサーが不在、そしてミッキーアイルが引退と、どの馬にもチャンスがありそうな混沌とした短距離路線。
一番人気に押されたのはレッドファルクス。休み明け初戦ですが、実績と仕上がりから。以下、二番人気レッツゴードンキ、三番人気メラグラーナと続きます。
1番人気でも単勝3.6倍、それ以下は5倍以上になることから、人気が割れていて軸馬不在がみてとれます。
レースを振り返って
そのレースを制したのが、牡馬4歳のセイウンコウセイでした。
前走はダンスディレクターの2着でしたが、この馬はダートでも芝重でも結果を残しており、今回の雨降りで渋った馬場は得意だったのでしょう。
2着にはレッツゴードンキ、桜花賞後の低迷期を抜けだして、京都牝馬Sも快勝。
レースでは、後方待機からスッといい脚を使ってインをついたときには「勝った」と思ったんですが内はボコボコで、よく突っ込んできましたが2着まで。
勝ち馬は先行から最後は馬場状態のよい外から突き抜けました。
3着はレッドファルクス、こちらは昨年の香港スプリント(G1)12着からの休み明け一走目。それでも3着にきているのですから地力は本物です。
セイウンコウセイはアドマイヤムーン産駒で初のG1馬となりました。
このドバイウィークにその産駒が勝つのは、なにか縁があるのでしょうかね。
まとめ
正直、有力馬の回避と天候などが見方しての勝利というのはいなめないのですが、それでも最後の脚は光るものがありました。ただまだ4歳、暫定王者として秋のスプリンターズで真の短距離王を目指して欲しいと思います。
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