山川製鋏所さんの山広印、S型剪定鋏

山形打刃物 山川製鋏所の山広印のS型剪定鋏 (200mm)
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最近のお気に入りである山形打刃物。A型・B型という形が一般的な剪定ばさみの中で、今回紹介したいのが、S型で有名な山広印の剪定鋏を紹介しようと思います。

銘は箱などには山廣という漢字が使われているのですが、鋏には山広と打たれています。名が細かくなるので入れにくいのか、それとも使い分けているのには何か理由があるのかは判りません。

山川製鋏所さんのS型剪定鋏は非常に優れものなのですが、僕の周りの庭師では知名度がイマイチ。同じ山形打刃物でも、村久や飛庄は知名度が高いのですが、山川製鋏所さんや丸清印の工藤製鋏所さんの認知度は低いように感じます。とても良い鋏ですからぜひ知っておいて下さい。

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山広印のS型剪定鋏の特徴

見た目的には飛庄さんのSR-1に近く、旧A型っぽくもあります。SRとの違いですが、コチラの方が刃が短く握りが長いです。そのためか重量はとても軽く約226gほど。【参考:飛庄SR-1 200mm 約256g 滑り止めビニル含

山広 剪定鋏 S型(200mm)の重さ

切り刃は4.5mm程、受け刃は4.8mm程でほとんどは差がないのですが、一般的なA型よりは切刃が厚くなだらかなハマグリ刃になっていて、刃欠けしにくいように感じます。

山広 剪定鋏 S型(200mm)の刃の厚み

刃の開き具合ですが、少し狭いように感じますが、刃が短いためか枝は掴みやすく、握りも長いため非常に楽に切れる印象。

山広 剪定鋏 S型(200mm)の刃の開き

ガシガシ街路樹の剪定で使用しても、かなり丈夫ですし、握りやすく切れ味も素晴らしい。また虫バネに変更できるので、メンテナンスは通常のバネより大変ですが、こちらのほうが好みなのでつけかえれるのも通好み。SR-1にはつけれないしね。

販売は金物屋さんや一部ホムセンなどの量販店でも購入できますが、量販店仕様?のものはBPで、竹仙園芸刃物本舗というところが販売業者ですが、おそらく三木市の金物卸売会社だと思います。また有限会社マルワ工器さんが販売している花吹雪という銘のS型NS型の剪定鋏は、山川製鋏所さんのものです。

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まとめ

最近は公共工事の街路樹の剪定でのメインはコレ。以前は街路は岡恒を使っていましたが、手打ちかつコストパフォーマンスに優れる山広印のS型剪定鋏の方が切れるし、疲れません。

手打ち鋏の入門用としてはとても良い一品だと思いますので、ぜひ一度使ってみてはいかがでしょうか。

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