植木屋が剪定のときに使用する鋏は多種多様。大きく分けて片手で使用するものが2つ、両手で使用する刈り込み鋏など。
片手で使うハサミも枝の太さと繊細さで2種類使用することが多いです。
今回は大雑把に太い枝を切る剪定鋏(岡恒)について書いていこうと思います。
岡恒とは
園芸ハサミメーカーとしては超有名で、ホームセンター等量販店などでも販売していることで、植木職人はもとより一般の方にもなじみのある園芸鋏会社です。
特徴としては、一目でそれと分かる赤と白の柄と、量産品でありながら低価格と高品質といったところでしょうか。
刃物で有名なのは新潟の三条や岐阜の関、兵庫の三木や大阪の堺などが知られていますが、こちらは広島で生産しているそうです。
造船などで鉄工業などが盛んなのかな~。
製品詳細
よく販売されている2商品についての違いは以下のようになっています。
岡恒 剪定鋏 | 全長 | 重さ | 刃長 |
---|---|---|---|
180mm NO.101 | 180mm | 180g | 45mm |
200mm NO.103 | 200mm | 230g | 52mm |
210は200とほとんどかわりがないので、男性は200を女性(手の小さい男の人)は180をチョイスすればよいでしょう。
親指ぐらいまでの枝なら楽に切れます。切り方のコツとしては、刃の根本でグリップする→少し斜めに→鋏を持っていない手で切る枝を軽く押さえる。切り口はこんな感じに。
細かい枝には向いていませんので、植木鋏を使用するようにして下さい。植木鋏についての比較についてはこちらを参考に。
岡恒の植木鋏、A型とD型を比較
初心者の方から植木のプロまで、幅広く使用されている岡恒(おかつね)の鋏。 人気の理由は一体どこにあるのでしょうか。以前に紹介した記事の中でも取り上げましたが、値段とお手ごろ感かなと思います。 その中でも特に人気のある植木鋏、カチンカ...
まとめ
ペリカンと呼ばれる独特の形状な剪定鋏ですが、一度使うと病み付きになるくらいに太い枝まで簡単に切る事が可能です。
昔の職人はドイツ鋏とよんでいたようですが、ドイツからこの形の原型が日本にはいってきたのでしょうかね。
なんにせよ、とても安くてプロでも使用する本格的な鋏が、岡恒の剪定鋏です。
岡恒 剪定鋏 200mm
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