お客様の望む植木屋のイメージは?

植木屋
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植木屋の仕事をしている中で多くの喜びを得られる半面、疑問や憤りを感じることがたまにあります。

個人的な意見ですが、お客様目線での意識が薄いと思われる行動や言動を自然にしてしまう植木職人さんが多い。

人にどう見られているかを意識しないで業務に携わっている職人さんへのイメージは決していいものではありません。私は様々な職種を転々として今現在がありますが、他の業種(一部を除く)よりも接客という面では劣っていると思います。

お金をいただく以上、「頼んで良かったわ、またきてな。」といわれるような仕事をするにはどのようにしたらよいのでしょう。

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問題点

経営の三大要素といわれている人・モノ・金、この三点から植木屋の質の低下についての問題を探ってみたいと思います。

人について

この造園業におけるヒト・モノ・カネの中で特に駄目な部分が人なのではと感じています。特に大きな問題は造園工の減少という点です。

建築業全般の就業者数が減っている中、造園工は2005年には就業者数が約6万人、2013年は約4万人と減少しています。そのことから、

  • 良い人材を選びにくくなった
  • 問題があっても辞めさせにくい
  • 人材難からくる教育不足

といったことが考えられます。

教える職人はほぼ素人、教えられる子(お年寄りかも)はもちろん素人といった構図が生まれ、ろくすっぽお客様のことなど考えられない人ばかりになってしまいます。

モノについて

モノはありふれた資材や機械で特殊なものは少なく、高額なものはユニック車や3tダンプなどですが、現在はレンタルも幅広くやっておりますし、モノについては特段問題ないように思います。

カネについて

考えられる原因は、

  • 仕事量の低下
  • 単価の下落

ではないでしょうか。

仕事が少ないのは、昔のような潤沢なお庭を造る家はめっきり少なくなりましたし、公共・民間の完成工事高も10年前に比べると右肩下がりになっています。

また、シルバー人材センターの参入による影響も単価には少なからず影響を与えています。

参考記事→造園建設業者の経営実態と課題― 香川県 – 愛媛大学農学部

人間がやる作業なので技術料の設定というのは非常に難しく、私も技術があって安い美容室を探しますもんね。それと同じような感覚でしょう。

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質の向上

教育するにはお金がかかる、お金を稼ぐには仕事量を増やすor単価を上げなければいけない、結局は経営者が会社をどうしたいのかが大きなポイントだと思います。

働いている側からすれば、やりがいがありお給料はそこそこ貰え、福利厚生もあって、未来を夢見れる会社でバリバリ働くモチベーションがあって当たり前。

いつもどおりで、いつもの態度で、いつもの日当では人間腐ってしまいます。それも従事した年数が長ければ長いほどダメになりやすい傾向です、少なくともウチでは。

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まとめ

私の独立したい願望はこの文章を書いていたら明確になった気がします。

一緒に働いてくれる職人たちの思いを吸い上げ、共有・反応できる組織作り、時代に淘汰されない行動力、そして一番大事なのはお金をくださるのはお客様ということを肝に銘じて、頑張って腐らず夢に向かって努力します。

差別化を図るためには、質を上げなければならない、そのためには魅力的な人たちを育てる環境が必要、それを結局自分で作りたいんでしょうね。

そういうモノに、わたしはなりたい。

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庭いじり

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