日本は梅雨と秋雨と雨が多く降る季節があり、外仕事の植木屋には嫌な時期ですが、そんな雨作業によさそうな作業着をワークマンでみつけました。
それが、雨をはじく作業パンツである4D超撥水ストレッチパンツです。
今年の春夏カタログには未掲載の商品だったのですが、関西発出店である「ワークマンプラス ららぽーと甲子園店」のチラシをみて気になって近所の店へ。そこで運よく購入できたので、実際に雨降りの日に履いてみました。
※関西では、大阪水無瀬店もららぽーと甲子園店と同日にオープンしています。
※2020年3月 「4D超撥水ストレッチデニムの残念な点」追記
4D超撥水ストレッチデニムの良し悪し
勢いで買ってしまったこのパンツですが、どのようなものなのでしょうか。商品詳細については以下のようになっています。※2019年4月14日現在
- 価格 2,900円(税込)
- 色(カラー) ブラック(015)インディゴ(103)ダークグリーン(055)
- サイズ S~3L
- 素材
- 本体部分
- 綿 85%
- レーヨン 12%
- ポリウレタン 3%
- ウエストゴム部分
- ポリエステル 68%
- ナイロン 17%
- ポリウレタン 15%
見た目の特徴は、ウエストの腰部分はウエストゴムになっており、4Dの名の通り立体裁断されたタイトフィットなつくりになっています。着用した感じでもかなり細めですから、通常より1サイズ大き目の方がよさそうです。
防水との大きな違いは、糸に撥水加工を施しているので、見た目は通常のデニムカーゴのようでとてもスタイリッシュです。
撥水力はどれくらいなのか
購買意欲をそそられたのが、驚くほど弾くストレッチパンツという謳い文句。ではその効果はいかほどでしょうか。
実際に雨の日に傘を差して近所を2往復すること30分、その日は寒の戻りだったのか少し肌寒かったので、同防風パンツと履き比べてみたのですが、着用している感じは水が中にまで染みているほどではありませんでした。
短時間だったためか、防風パンツのほうでも、若干生地がしめっているなと感じたくらいでしたが、家に帰ってきて比べてみると、その効果は一目瞭然でした。それが下の画像です。
ナイロンパンツのようにポロポロはじく感じではないのですが、細かく弾くようで、生地への染みこみはありませんでした。
※ほぼ合羽の性能を持つ4D防水デニムカーゴパンツの登場。
4D冷感アイスパンツとの違いは
それでは、春夏の同シリーズである4D冷感ストレッチパンツとの違いはどのようなものでしょうか。
立体裁断して縫製されているタイトなデザインや、価格も2,900円と同様でありますが、超撥水ストレッチパンツからみた主だった違いは確認できたもので以下のようになっていました。
- ウエストゴム使用(腰部のみ)
- 撥水加工
- 厚手の生地
- 色
デザイン的にはほぼ同様ですが、超撥水ストレッチパンツは腰部分がゴムになっています。また、撥水加工ですので生地が厚く丈夫な印象で、色もインディゴ同士でもアイスパンツの方が濃い感じ。
特筆すべきは、春夏にしては生地が厚くかんじるので、真夏には履けないような気がします。実際に量ってみたところ、超撥水ストレッチパンツと冷感アイスパンツには70gほど差があり、着用してもあきらかに違いを感じられました。(ゴワゴワとペラペラ)
4D超撥水ストレッチデニムの残念な点
驚きの撥水加工のデニムですが、数ヶ月着用すると色々残念なところがみつかりました。個人的に感じたのは以下の点です。
- 非常に蒸れる
- ポケットの内布がひっかえせないので、洗濯しにくい
非常に致命的と感じたのは、通常のパンツに比べ蒸れる。僕は植木職人ですから外でガンガン体を動かすので、必然的に汗を多くかきます。その時に合羽まで酷くないが足が蒸れる!ので、ベタベタして気持ち悪いんです。
生地にコーティングすることで、水を通しにくくしているのでしょうが、おかげで通気性も悪くなっているのでしょうかね。ですから雨が酷い日などは、この超撥水ストレッチパンツの上に合羽を着ることになるんですが、そんなときはもうムレムレで最悪でした。
また、ワークマンのパンツでありがちなんですが、こいつもポケット内布ゴミ落とせないパンツなんで、職人の方には向いていませんね。
一般の方や軽作業では十分な機能を有しているのでしょうが、ハードワーカーの職人向けパンツとしては失格で、購入はお勧めいたしません。
まとめ
店舗に行くたびに駐車するスペースがなく、人気を実感するワークマン。この4D超撥水ストレッチパンツもそうでしたが、カタログ未掲載の品も結構多く、店を覗くのがたのしくてたまらないのですが、いかんせん様々なメディアで取り上げられているので、売り切れも多いのが実情です。
そんな人気商品のストレッチパンツ(撥水加工)でしたが、履いた感じでは、真夏以外通年着用できそうなほどの生地。撥水効果のほどはそこそこ感じられますが、雨の日にコレ一枚はきつそうで結局雨合羽を羽織りそう。
いかんせん中途半端な商品に見えますが、植木屋ですから、左官や植栽・薬剤散布などするときなど、水を使う仕事のとき(余り体を動かさない作業のときだけには)良さそうかな~なんて思っています。
※追記:2019年秋冬にて、ジャケットと新色追加でセットアップ可能になりました。
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